ほのかSIDE


寒い冬はあっという間に過ぎて春を迎えようとしている今日この頃。


あれから拓海とは何もなくてただ普通に会話して普通に生活しているだけ。



告って、ふられて、傷ついてもっとギクシャクしていると思ってた。


でも、それはなかったのは拓海だから?



幼馴染だからなんだと思う。



「もうすぐあったかくなるね~。新聞配達も楽になるかな?」



私は拓海が仕事から帰ってくるまでに身支度を済ませてご飯を作って...


もしかして、新婚さんに見えるのかも!!


・・・知ってます。



絵にならないことは十分承知の上。



「まあ、少しは楽になるんじゃね?あ、そいえばありがとな。」



何が?


私何かしたことあったっけ?


「いつも、ココア作ってくれて・・ま、そんだけだけど。」


「いいえ、私のこと見直してくれればお安いご用ですから。」


「いや、それはない。」


あははと否定しながら笑う拓海。

ひどい、


でも、今に始まったことじゃないよ?


昔から...