「それに……穂乃香を巻き込むのはできねえから。」



そう言った拓海の目は私を突き放そうとしているとは思えず何も言えなかった。



「だから…」


「分かった。じゃあ、」



私はココアを自分の顔の高さまで持ち上げた。



「ココア作って待ってるから。」



「よく分からない。」



「だから~…外寒いからあったかい物飲みたいでしょ?」



「は…?」



分かってよ、