「ったく。新聞配達だよ……。」
「……?」
今度は私が疑問の顔になった。
「あ~面倒くさい。だから!うち、親父いないから金がないの。」
拓海はまたため息をついた。
拓海の所はできちゃった結婚で拓海が生まれる前に別れちゃったから拓海はお父さんの顔を見たことがない。
今はお母さんと2人暮らし。
お母さんは気さくでいい人だから私も仲が良かったりする。
「そっか…じゃあ、私もやる。」
「あれ?今、空耳が…」
拓海はそのままキッチンにたった。
私はソファに腰掛けて拓海を見る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…