「分かった?絶対こっちに来ちゃダメだよ?」



「分かってるって。」




はい、結局狭い私の部屋に布団を二つ引いて寝ることになりました。



隣に拓海がいるってコトでドキドキがやばいのに...



暗いし、眠いし...




ああー


でも、眠さには勝てません!



おやすみなさい。







遠ざかる記憶の中で拓海の声が聞こえたような気がした。



「無防備な顔しやがって...ばか。」



それは甘くて優しい麻酔のような言葉でした。