校内に入ると女子の痛いほどの視線が注がれる。
中にはずば抜けて美人な子がいたり、可愛くて女子からも好かれている子がいたり……
「なんか、俺らめちゃ見られてない?」
「そりゃ、拓海と……手繋いでるからね。」
拓海はあ……と言うとすぐ手を離された。
さっきまでの優しい熱を求めていることを隠そうと繋がっていた手を握りしめた。
「拓海、彼女に誤解されたかもよ~」
私は悲しいのをごまかしてそう言った。
もっと繋いで欲しかったなんて言えないよ…
私は幼なじみだから。
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