「なんで…。」

「あは!お母さん、明日から海外に行ってくるから、穂乃花の面倒頼もうと…。」


そう、そこにいたのは紛れもなき拓海だった。


「…よろしく。」

「私、運悪!嫌だ……」


私はソファでゆったりと座る拓海に頬を膨らました。


だって、昨日振られたばっかだよ…


「こら、穂乃花!お母さんが頼んでみてくれることになったのよ?…拓海くんますますイケメンになったわね~」


「いえ、そんなことないですよ…。」


はあ…

お母さんの馬鹿。


「彼女とかいるんじゃないの?」

「いないですよ。ははっ」


え。