テニス部に入った私は
体育館前にある水道に
水を飲みに行った。


それが君との出会い。


『あ、ゆきなちゃん!』

誰にでも明るく隔てなく
明るい君だったね。

『あ、どうも..えっと..』

『あぁ、俺?2年の鳴瀬!』

『鳴瀬先輩..』

可愛い笑顔だなって思った。

『敬語なんていいから!
蓮の妹ちゃんやん♪
俺、部活始まるから!ぢゃ!』


そお言って先輩は
部活に戻っていった。


これが私と君の出会い。