親友。

うん、そうね。


でも、違う。


友達って言葉なんかじゃ全然語れなくて


親友って言葉でさえ足りなくて


大親友であり家族のような存在。



そんな存在だった。




「陽菜、その人はね親友の中の親友だったのよ。それをね大親友って言うのよ」


「ダイシンユウ?」



「そう。陽菜にももう居るかな?」



陽菜は少し考えてから



「じゃあ、ゆなちゃんは大親友だ!」って嬉しそうに言った。




「ママの大親友に会いに行くの?」



陽菜が興味を示して聞いてくる。



「そうよ。」



「ママの大親友は死んでしまったの?」