「そうね。」


そんな事まで考えるようになったんだ。と改めて娘の成長を感じる。



「ママが毎年会いに行く人はね、ママの家族みたいな人。」



「家族?おじいちゃんやおばあちゃん?」



「うん。ママのママやパパと同じ家族みたいな、うーん、お姉ちゃん?みたいな人かな」



私がそう言うと陽菜は難しそうな顔した。


「お姉ちゃん?ママにはお姉ちゃんはいないでしょ?おじちゃんだけじゃないの?」



ふふっ

自然と笑みがこぼれる。



「うん、そうだね。陽菜に分かりやすく言うとね、ママのお友達だよ」




「お友達?」


「そう。ママの1番仲良しのお友達だよ。」



「1番!?知ってる!陽菜ね、こないだ先生に教えてもらったの!!えっと…1番仲の良い友達の事をシンユウ?っていうんでしょ!?」