だけど気づいちゃった
んです。
彼には着いていけない
あんなに好きだった
ハズなのにね。
もっと早くに気づけば
よかった。
中学の友達に
"ホントに好きなの?
目覚ましてよ〜"
なんてよく言われてた
けど
あの頃のうちには
届かなかった。
もっと真剣に考える
べきでした。
次の恋愛に進めず
友達のことばかり
考えて
恋愛なんて考えなかった
うちの今までの恋愛は
そんな感じです。
なんかよく
わかりませんね(笑)
これといっていい恋愛
経験はしたことがない
それにキスだって
初体験というものも
未だに経験したことが
ない。
"うちしばらく恋愛は
いいや。"
うちはねついついこう
言っちゃうの。
ホントはね、違うの。
みんなを見てると
羨ましいし恋愛って
いいなぁって思う。
でもどこかで臆病に
なる自分がいる。
恋愛して傷つくなら
最初からしない方が
いい。
"ってもぅ下校時間
過ぎてる〜。
みんな帰ろう!"
うち達は語り終えて
帰ることにした。
うちと海荷は電車通学
で駅に向かい帰った。
こんな臆病でずるい
うち。
こんなうちが誰かを
こんなに好きになって
こんなに側にいたいと
思えて
こんなに会いたいと
思えて
こんなに夢中に
なれる恋愛をする
なんて…。
ーある夏休みの日。
うちの学校では
"サマープログラム"と
言って学校に来ないと
いけない日があって
前期一週間。
後期一週間。
全員強制参加だった
けど
行ってる人は
少なかった。