離れていけばいい

誰も怪我しないから

このことは私が一人で背負っていくことだから

「お前は自分でそうしたいのか?

もっとみんなといたいならいればいい

俺がいるからお前を守るから

水琴に言われなかったか?

もっと素直になっていいんだぞ?って

素直になれよ

お前が離れていくなんて誰も望んでない」

もっと素直になっていいのかな?

でも・・・

「お前の友達は多分お前に仲間の大切さを知ってほしいから

かばったんだと思う

俺たち仲間だろ?

友達のこと本当にそう思ってるのか?」

・・・忘れてた

美里は仲間を大切にしろっていつも言ってた

いままでごめん

これからは美里の気持ちも心に入れて生きる

「ありがとう誠」

誠は私を抱きしめた

「今度から絶対溜め込むなよ

素直になれよ」

ありがとう

絶対守るから

私はどうなってもいい

死んでもいい

この命を捧げるから

もう少し一緒にいたい

私たちは

明日行く海のために

早く寝た