頬杖をつきながら 私、佐々木 穂香 は眠たい数学の授業を受けている。 隣の席の横山くんは、すやすやと気持ち良さそうに寝ている。 いいなぁ…。 私も寝ちゃおうかな…。 そう思いながら、眺めていた横山くんの寝顔は、段々と魘されているような表情となっていった。 横山くん、悪い夢でも見ているのかな?