しばらくして、横山くんは私に尋ねた。 「あのさ…、今年って何年?」 「2011年だよ」 「それ、本当か?」 「うん」 「まさか…、いやでも…そんな…」 と激しく動揺した様子で再び横山くんは黙ってしまった。