その怒声を境に、唖然としていたクラスメートらも囃し立てる。 「横山ー!変態」 「佐々木さん、困ってるだろ!」 「カップル誕生か!?」 罵声や冷やかしが教室を盛り上げ、やっと私を抱き締めていた腕が解ける。 横山くんの表情は未だ状況を把握出来ていないように見える。