案の定、私は翌日井上先生に呼ばれた。

「河原、昨日まじでヤったのか…?」

「…。」

「相手は?…ちゃんと言えよ!!」

「言えません!!」

すると、先生はため息をついた。

「もういい。おまえにはがっかりしたよ、河原。」

そして、先生は指導室から出て行った。

そのまま私は、いつもの理科準備室へと向かった。

「早紀…?どうした?」

安藤先生はやさしく中へ入れてくれた。

「…井上先生に見つかった、か。」

「先生、どうしよう。」

すると、先生がこう言ってきた。

「卒業したら、またヤるのは?」

「でも…あと一年もムリだよ…。」

「じゃぁ、普段から、俺とセックスするときみたいな髪形にすれば?」

「へ?」

すると先生はこう続けた。

「お前の魅力を見せつけて、男たちメロメロにさせて、告白はふる。で、卒業したら、俺の彼女。」

「っ先生…。」

「愛してるよ。」