私は人見知りなのだ。






自分から声をかけることなんて絶対出来ないし、話しかけられるのを待っているつもりなのだけれど、他人から見ると「話しかけないでよねザコ共」という雰囲気がにじみ出ているらしい。






別に、そんなこと微塵にも思っていないのに・・・。







だから、話そうと思うけどすぐに顔が赤くなったり噛んじゃったりと、失敗ばかりなのであった。









そんな事を考えていると。









「キャッ」










階段を踏み外してしまい――――









やばい、これ捻挫で済む程度じゃないかも、と思ったときだった。