1-3。これが、私がこれから一年間過ごす教室。 どんな生活が待っているだろう。 楽しみ半分、不安半分といったところ。 今日は、配布物や生活の決まりなどについてだけ話し、自己紹介は後日だそうだ。 明日までにいっぱい練習しておこう。 * 校門で、拓海がまたまた目立っていた。 半径4メートルを境に女子たちが群がっていた。 「理子っ!」 手を振りながら走ってくる拓海。 群がる女子の目線が痛いよ…。