すごい。これはもう運命と言ってもいい。 正直、友達作りがとても不安だったが、きっと楓歌と一緒なら変われる。 私はそう思った。 「自分のクラスが分かった者から、体育館へ移動してください。その後はクラス別に並び 、先生の指示に従ってください」 遠くから、そんな声が聞こえた。 「行こっか、理子!」 「うん、楓歌!」 会ってまた一時間もたってない私達だが、自然とお互いを名前で呼び合っていた。