相沢…相沢…



「あった!…と、3組かぁ」



先ほどまで一緒にいた楓歌とは、この人混みではぐれてしまったみたいだ。



とりあえず、この人混みから抜け出そう…。



そう考え、人の波とは反対方向に歩き始めたが一向に進めない。



「うう…」



やっと抜けれた!と思うと…




「っえ!」



誰かの足と自分の足が引っかかってしまったらしく、思い切りバランスを崩してしまった。



やばい、顔面から転んじゃうよ…!