*
終りは小さな1つの形
終りは時間ではない
終りは空間ではない
終りは人間ではない
静かな終焉は
永遠の中にある1つの
終止符とハジマリ
春に出逢い
春に別れて
再び始まる春
――‥これが僕らの序章。
†第3章† Fin.
級友との交友を深めるための
神楽坂流三大イベントの1つ
“神無際”
在学生にとっては大きなイベントとの1つ。
しかし卒業生にとっては忘れられない程におぞましい悪夢の1つ。
結果の単位は学級ごとに荷担されるポイント。所謂球技大会で云うクラスマッチ。総合的に点数化していき優劣を競う。優勝を勝ち取るために燃えるクラス。
しかし“クラスマッチ”なんて生易しいものではない。神楽坂だからこそあり得る死の狭間をみる行事。次の日は寝込む生徒もいる。
しかし!
イベントは祭り!
生徒達は何ヵ月も前から作戦を練りに練る。こういうものを熱き青春と呼ぶのだろう。
私はこの青春を生徒達と見たいがために教師になったのよ!汗を流し、涙を流し、絆が生まれる!これこそまさに青春!
…でも現実は甘くないのね。教師という職は私には向いてないのかもしれないわ。
いえ。神楽坂に赴任したのが間違いだったのかしら。
いや。そもそもこのクラスを受持たなければこんな苦労しなかったんだわ。
しかし!
そこは教師!
生徒と向き合ってこそが新の教師となれるのよ!教師と書いて教師(きずな)と呼ぶのよ!
だけどどうしても毎日5回は少なからず思ってしまう。
真面目に転職を考えてしまう
3年A組担任・山口幸子(29)
「どうして私は3年A組の担任なのかしら?」
(問題児だらけの3A!)
(担任の先生はザ☆苦労人)