でも、よく考えて。

もう一度だけ死んだ自分の事を考えて。
葬式で自分をいじめたやつは表向きで泣いてても喜んでるのかもよ?

許せないでしょ。

あたしだって人間だから。
あたしたちだって、どんな過酷な運命を強いられてもそれが人生だから。

だから、死にたいと思わせるやつに仕返しをしよう。

あたしは、そう思いついたんだ。


みんなが帰ったあと。


メス豚達は今日も遊ぶのに必死らしい。

本当に馬鹿だ。


あたしは、メス豚たちの机をぐちゃぐちゃにした。
教科書を廊下に投げ捨てて、中に入ってた雑誌を教卓の上に乗せた。
手紙交換をしたであろう、小さな紙はビリビリに破いて捨てた。

こんなの・・・こんなのあいつ等と一緒じゃない・・・。

「ひっく・・・うぅ・・・」

久々に流れた涙はとどまることを知らなかった。

ガタッ・・・。

そのとき物音がした。