「や!由美違うの!」
「何?」

泣きそうな沙希。

「沙希?どうした?」
「あんた沙希になんて事してくれてんの!!」

由美じゃない豚がしゃべりだす。

乙←

クラス中がこの後のシーンを見ようと必死にこっちをチラチラ見てる。

「沙希・・・あたし等と帰ろう?」
「ごめ・・・それだけは・・・あたしお父さんに殴られるの嫌なの。ワケもなく早退したら・・・殴られちゃう。」
「え!?沙希ごめん!!あたし等、今日は学校いようか?」
「ううん。あたしなんかに・・・構わないでゲーセンで楽しんできてよ?」
「なんか。なんていわないで!もしや、佐々木に言われた!?」
「う・・・ううん。言われてない。」

なんで、こういっつもあたしの所為なんだ←

「由美・・・あたし学校終わったらそっち行くから、ユーホーキャッチャーで取ったぬいぐるみ、自慢してよ?」

「沙希!うん。全力で取るね!」
「あ、由美。由美忘れ物したんじゃなかったっけ?」
「んーそうそう、桜と沙希と回してる交換ノート忘れちゃって。今日は書くこといっぱいあるから、2人ともまたあたしの愚痴につきあってね、毎回悪いけど。」

もう一人は、桜。らしい。
「うん!分かってるって!」
「由美、あたし等でよかったらなんでも聞く。じゃあ今日は部活出ないでそっち行くね!」

「OK!」
「沙希も早く来てね、ばいちゃ」
「ばいちゃ~」

そして、足音が消え去り。

沙希はあたしの方を向いて。