だけど眼帯で片目が見えない状態の試合。 自分でもダンクなんて出来る気がしなかった。 でも、勝たなきゃいけない。 勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい。 そんな中聞こえた桜華の声援は、それほど大きくはなかったはず。 それなのにクリアに俺の耳に届いた。 そしてダンクが決まった時。 桜華と一緒なら何でも出来るって、本気で思った。