「超楽しかった!」 「また遊ぼうね」 そう言ってみんなと別れて、颯くんと2人で桜並木を歩く。 お祭りの音が遠くから聞こえる。 くだらない話ばかりしてたって、大切なことは繋いだ手から伝わる気がした。 夏の夜の匂いを感じながら歩くこの道は、いつもの夕焼けじゃなくて、今にも星が降るような… そんな空だったね。