すると後ろからギュッと抱きしめられた。 そして耳元で 「他の男に見せたくないくらい可愛い」 って囁く。 低い声も、かかる吐息も、甘すぎる言葉も。 その全てはあたしの心拍を加速させる。 「で?」 「え?」 「桜華の感想は?」 立場逆転。 さっきの甘い颯くんじゃなくて、意地悪な颯くんになる。