「ゴメン、俺、打ち上げ途中から行く!」 「えー!?」 「ちゃんと来いよなー」 「わかってる!」 そのまま直行したのは、もちろん桜華の家で。 そこに向かう途中、通りかかる桜華の学校。 いつも2人で通る並木道。 初めて1人で見る夕焼けは、なぜかいつもより綺麗には思えなくて。 走る速度を、少しだけ上げた。