「え、桃…」 「じゃあバイバイ!また明日ね~」 あたしの言葉なんか聞こうともしないで、すごい勢いで帰ってしまった。 「えっと…どこか行きますか?」 「あ、いいの…?」 少し不安げな綾崎くんに、笑って頷いた。 だってあたしも、話したかったから。