「ココ・・・」

ルウの声が聞こえる。

もう、朝なのかな。

でも、まだ周りが暗いような気がする。

さらさら。

僕の髪を撫でてくれてる人が居る。

「・・・って、ルウ・・・?どうしたの・・・?」

ソファーで眠れなかったのかな。

「ココを襲いに来ました」

・・・え?

なんだか嫌な予感・・・。

「おじゃましますっ」

ゴソゴソ・・・

え?

なんでベッドに潜り込むの?

「ソウくん、起きちゃうっ」

「大丈夫、大丈夫」

ダメだよー。

逃げられないの?

僕。

「ココ。大好き」

それでもルウの言葉だけで、僕は、もう動けなくなる。

キスされるだけで、甘えてしまう。

「やっ。ルウ・・・」

ルウの重みを感じるだけで、抱きしめたくなる。

「ねぇ」

周りがきっと見えなくなる。

「兄貴。ココ。なにしてるの?」

ご挨拶。

まだ考えてないです・・・。