「でも、ココちゃんが来てくれて良かったわねぇ。留学って、たくさん勉強するんでしょ?」

「そうですね。あいつ、ちゃんと生活できてるのかな。オレも留学したいですよ」

「あらやだ、寂しくなるじゃないの。どこにも行かないでよ~」

「あはは、ありがとうございます。でも、大丈夫です。ココ、シャンプーしかできないですから、オレが居ないと店、続かないんで」

「まぁ、それもそうね~」

あーあー、はいはい、悪かったですねー。

どーせ、僕は、シャンプー専門ですよ。

「こら、ココ。口尖ってるぞー。今日、またオレのシャンプーさせてやるから、な?」

「やー、もう、ラブラブね~」

だから・・・

だからさ・・・

僕は、男なんだってば!







言葉にできたら、どんなに良いだろう。

そう。

僕は、もう一度、この世界に。







女の子として、還ってきてしまったんだ。