僕は、ひとりぼっち。
ずっと、それで良いと思ってた。
誰も居ない店のフロアに立ち、僕は、大切にしたい人の笑顔を想う。
「僕に、戻ろう」
カット講習の時、いつもルウが貸してくれるシザーを持って。
僕は、鏡の前に立つ。
「ありがとう」
僕のことを女の子にしてくれた、髪に、僕は、キスをする。
「さよなら」
シャリッ・・・
どんな髪型にしよう。
僕、どんな髪をしてただろう。
パサッ・・・
肩から落ちる僕の髪。
見えないよ。
どうして、僕。
泣いてるんだろう。
「ココ!」
ダメだ、もう止められない。
「ココ、なにしてんだよ!」
僕の手、冷たすぎる。
動かない。
だから、また、ルウに心配かけてしまう。
「ココ?髪、切りたかったの?」
男の子に、戻りたい。
「ミアになにか言われた?」
違う、ミアちゃんは、僕の背中を押してくれたんだ。
「ほら。シザー、貸してごらん。可愛くしてあげるから」
ほんとのこと。
ルウに・・・。
「ルウ」
「なぁに?ココ」
「僕・・・。心なんだ」
ルウ、もう笑ってくれないのかな。
君の瞳を僕は、見ることができるだろうか。
ずっと、それで良いと思ってた。
誰も居ない店のフロアに立ち、僕は、大切にしたい人の笑顔を想う。
「僕に、戻ろう」
カット講習の時、いつもルウが貸してくれるシザーを持って。
僕は、鏡の前に立つ。
「ありがとう」
僕のことを女の子にしてくれた、髪に、僕は、キスをする。
「さよなら」
シャリッ・・・
どんな髪型にしよう。
僕、どんな髪をしてただろう。
パサッ・・・
肩から落ちる僕の髪。
見えないよ。
どうして、僕。
泣いてるんだろう。
「ココ!」
ダメだ、もう止められない。
「ココ、なにしてんだよ!」
僕の手、冷たすぎる。
動かない。
だから、また、ルウに心配かけてしまう。
「ココ?髪、切りたかったの?」
男の子に、戻りたい。
「ミアになにか言われた?」
違う、ミアちゃんは、僕の背中を押してくれたんだ。
「ほら。シザー、貸してごらん。可愛くしてあげるから」
ほんとのこと。
ルウに・・・。
「ルウ」
「なぁに?ココ」
「僕・・・。心なんだ」
ルウ、もう笑ってくれないのかな。
君の瞳を僕は、見ることができるだろうか。