また、脳裏に勇樹の言葉がリフレインされる。



―あの子見てると1年の頃のお前思い出す。



その不安もあったのかもしれない。


俺はこう呟いていた。




「…嫌われたかと思った」



それを聞いた彼女は優しく俺の背中に手を回し言ってくれた。



「バカじゃないの?嫌いになるわけないじゃん」



そして、俺の腕の中で「ふふふ」と小さく笑った。