廊下が少しだけざわめく。
きっと昼休みになったのだろう。
「先生、私、戻るね。ありがとうございました」
「あとで職員室寄っておきなさいね」
先生の言葉に眉を歪ませる私。
私が寝てる間に担任か生活指導が訪ねてきたのだろう。
仕方なく「はい」と相槌を打ち、その場を後にした。
それから暫くして、購買に飲み物とお昼ご飯のおにぎりを買いに行くときに保健室であった少年が前から歩いてきた。
お互い、視線があったけど言葉を交わすことなく、その時は彼が軽く会釈するだけだった。
二度目にすれ違った時には、私から声をかけた。
あの日の保健室みたいに。
「怪我治った?」
「…治ってはないけど…まぁ…」
「お大事に」
通りすがりのやり取りはこの程度。
きっと昼休みになったのだろう。
「先生、私、戻るね。ありがとうございました」
「あとで職員室寄っておきなさいね」
先生の言葉に眉を歪ませる私。
私が寝てる間に担任か生活指導が訪ねてきたのだろう。
仕方なく「はい」と相槌を打ち、その場を後にした。
それから暫くして、購買に飲み物とお昼ご飯のおにぎりを買いに行くときに保健室であった少年が前から歩いてきた。
お互い、視線があったけど言葉を交わすことなく、その時は彼が軽く会釈するだけだった。
二度目にすれ違った時には、私から声をかけた。
あの日の保健室みたいに。
「怪我治った?」
「…治ってはないけど…まぁ…」
「お大事に」
通りすがりのやり取りはこの程度。