気がつけばもう隣に冴島が座っていて。



恥ずかしくなって私は、急いで座り準備をした。



「よろしゅうな!夏。



 俺のことは隆(りゅう)でええで~。」



眩しい笑顔を私に向け、握手を求める



「よろしく!隆。



 なんで夏なの?」



私は夏美だけど・・・と付け足すと



「夏美ってめんどくさいやん。



 夏のほうが楽やしな!」