「うぜぇ~女…」



将夫は私に向かって、ペットボトルを投げつけ、腹を足蹴りした。



昨日から呼吸する度、肺の辺りに鋭い痛みが走った。



肋骨が折れてるかもしれない・・・



「…ねぇ~トイレ行きたい…」



「…じゃあ~行けば・・・」



将夫はSッ気たっぷりな微笑を投げる。




「だったら、外して!!」




将夫は私の手錠を外してくれた。



「サンキュー」



私は自由になったその身体でトイレには向かわず、玄関に向かって走った。



「おい!!?てめぇ~どこに行くんだ??」