しん、と静まり返った道場。

あたしの呻き声以外、なにも聞こえない。

そんな中、最初に動いたのは・・・

門川君だった。


すくっと立ち上がり、歩き出す。

そして先ず真っ先に鬼の様子を確認した。


あっそう・・・。

あたしは後回しってわけ・・・。



それからあたしのそばに歩いてきて、しゃがみ込んだ。

そして第一声が・・・


「君は力を継いでいる。これで分かったか?」


だった。