「っ……、ゆ、め…?」
大きくため息をつくと
テーブルの上に置いたミルクティーを
飲み干した。
立ち上がって時計を見ると
「もう8時じゃない…ママは…、」
台所を見てもママはいない。
どうかしたのかな…
ぼーっと台所を見ていると
ご飯を食べるテーブルにメモが置いてあるのが
目に入った。
-ママお出かけしてるから
鍋の中にシチューがあるから温めて食べてね-
とボールペンで書かれていた。
鍋の中にはシチューがあった。
コンロに火をつけて
シチューを温めた。
「今日はもう早めに寝よう」
その言葉通り、
11時には完全に眠っていた。