「今ぁ?」


芹菜は驚いたように時計を見る。

ただいま、11時すぎ。


「ふざけてるの…」


芹菜が青筋を立てながら呟くと、和樹はジュースを配りつつ、芹菜を見た。




「最近、寝れてないらしい。誰のせいだろうな?」




和樹の言葉に芹菜が絶句した。

よほど驚いたのだろう。


「…誰の、せいよ…」


わかってるくせに芹菜は不機嫌そうに呟いた。