テレビが賑わうけど、あたしと和樹の周りは世界から切り離されたみたいに静かだった。



キスし終え、和樹を見ると顔を真っ赤にしていた。


そんな和樹が可愛くて、笑いが込み上げてきた。


あたしははにかみながら和樹に言う。



「こちらこそよろしく」



あたしからも軽くキス。

恥ずかしくて一瞬で離れるけど。


「…寝る?」

「まだ寝ないー」


その後、何だか甘えん坊な和樹に押し倒され、朝方まで寝かしてもらえなかった。