「雪乃は優しいから仕方がない」


和樹はクスクス笑ってからテレビをつけた。

ちょうど、新年へのカウントダウンが始まるところだった。



しばらく黙ってそのテレビを見つめる。

新年になる直前、和樹はあたしを見た。






「不安にさせることもあると思うけど、」





「これからもよろしく」





優しくキスをされた。