鶴の一声とはまさにこのこと。


智が頭を下げる。

「ごめんなさいぃ」


玉川さんはニッコリ笑って、智の頭をゴンッと殴った。

俺のより痛そう…。



智は若干涙目になりながら俺に手を振って教室に入って行った。

玉川さんも杉宮に手を振って入る。



すぐ隣の教室だから俺と杉宮も会話する暇もなく教室に入った。


さ、寝よう。