「とりあえずこっち来ようか」


そっち人いないし!

わかりやすすぎ。



「もぅ、いい加減離してよ!」

そう叫ぶと、



「黙れ。騒ぐなよ。騒いだらわかるよな?」



低く脅された。


信じられない…。




――――桜田…っ!




心で叫ぶけど、あいつもナンパされてたから気づいてない。

本当、どうしよう…。