「ルネーきたよー」

派手な服装。
赤茶色の髪の毛。
ゴテゴテのアクセサリー。
そう、これが彩音。

「酒臭いし、香水臭い」

そう、甘い甘いシトラスの匂いならよかったのに、わけのわからない臭いキツイ匂いだけ。

これで、男が引っかかるのかと思うと気が引ける。

「ルネは何で裸?露出に目覚めた?」

そう言えば、下着さえも着てなかった。
言われて気付くなんて私はとんだ馬鹿だ。

「あ、本当だね。服きてくるよ」


そういって、服を取り出して身につけた。
彩音はひいたばっかの布団の上でうなだれてた。