「そのひとはねー、コウさんっていうのー。ぼくとなまえにてるでしょ??」



コウさんかぁー…。



どんな人だろう…。



「アリス、どうしてもその情報知らなきゃならないの??」



しばらく黙っていたアヤさんが口を開いた。



「はい、どうしても知りたいんです」



だって知らなきゃ元の世界に帰れないじゃない。



「じゃあ、教えてあげる」



アヤさんが深刻そうに話し始めた。