「あ~あ……邪魔が入ったな」



先輩が軽いため息を吐きながら、あたしに手を振った。



「じゃ、アリサ。またな」



“また”



これからもこの関係が続くというサイン。



あたしもそれに応えるように、小さく手を振った。