ベッドに倒れこんだと同時に、あることを思い出す。



手を伸ばしてある本を手に取る。



英語で書いてあるその本に、英語で書いてある紙を開く。





あの日この紙を見たとき、初めて見るルイの字に、思わず顔が綻んだ。



照れ屋なルイの、最初で最後のメッセージ。



辞書でその言葉を調べたときに、勝手にそう解釈させてもらった。



そしてこれを見ることが、毎日の日課になってしまった。



これを見たら、ルイたちが傍にいるようで。



明日も頑張ろう、って気になる。