「ん……」



「アリサっ?!」



ここは……



「保健室だ。分かるか??」



「ナオ……」



重い体を起き上がらせ、ナオと向かい合った。



「アリサ……本当によかった……」



ルイ



あたしを大切にしてくれる人が、ここにいたよ。



「ごめんね、ナオ…」



抱きしめてくれたナオの背中に、腕を回した。