白雪姫さんはあたしが想像してた通りの人だった。



真っ白な肌に頬はほんのり赤くなっている。



唇も綺麗な赤で、瞳もぱっちりしている。



艶がある漆黒の髪は、セミロングほどの長さだ。



……てか、何で柩にいないの??



他の誰かにキスされたの??



まさか…こびと??



悶々としていると、白雪姫さんはルイに抱きついた。



「会いたかったよ、ルイ」



その言葉を聞いたとき、ルイと白雪姫さんの関係が何となく分かった。



二人はきっと、“恋人”。





そしてそれが分かった瞬間、あたしは走り出していた。