「お前……バカだろ」
「…っ!!バカってなによ!!」
「そのままの意味だ」
いつまでも森にいるわけにもいかず、あたしとルイはお城へ移動していた。
ここまであったことを話していたら、思いっきりバカにされた。
「だってなぁ、腹減ってガキの風船取って、飯奢ってもらって野獣のために魔女。明らかにバカな行動だろ」
でもあたしは、バカにされているのも今はいいかな、と思った。
だって、あたしはルイにまた会えて、また口喧嘩が出来て、嬉しいと思ったから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…