「莉里香。

    あなたは いつも


    一人で抱え込みすぎなの。

   もっと みんなを頼っていいんだから。

   もっと 自分の感情を出していいのよ。


   誰も 嫌いにならないし

   迷惑とも思わない。」


   ホラ。


   やっぱり お母さんは


   あたしのほしい言葉を言ってくれる。


   「お母さん

    ありがと。」


   「いいのよ。家族でしょう。」


   「お母さん

    退院早々 ごめんね。」


    「謝んないの!!!

     お母さんはあなたが

     自分の感情をぶつけてくれたことが

    嬉しいわ。」


    そう言って お母さんは

    すごく優しく

    あたしに微笑んでくれた。