ーバシンー

  「いい加減にしろよ!!


   しっかりしろよ!!

  
   紗羅那と世羅さんのことは

   お前は関係ないんだよ!!

   俺らは、お前を責めるなんて

   できねぇ~よ。

   俺や颯音は絶対責めない。

   自分を責めんなよ!!」


  「千尋。

   ごめん。

   あたしね、バスケをしたらしたで

   先輩たちのことを思い出すの。

   それが何よりつらい。」

   思い出すのが怖い。

  あの、笑顔を奪っちゃった。

  紗羅那先輩も・・・

 千尋がどれだけ紗羅那先輩の事

  好きだったか、よく知ってるから

  余計に辛いんだよ。